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黄金の光

昨日は母の日だったのですね。


昼間に突然宅急便お届けのピンポン♪
「おかしいなぁ、犬エサ猫エサ猫トイレ関係・・届く予定のものはないのになぁ」
と思って出ると

送り主は息子の名前。可愛いお花でした。

image_20120414085738.jpg


もちろん贈ってくれたのは息子ではなくお嫁さんのk美ちゃんです。

ラッピングを開けるのも憚るほど可愛らしいお花に、
またまた感涙・・。

歳のせいか、本当に涙もろくなりました。


ただ気がついたんですが
最近私が流した涙は、例外なく「感涙」。

嬉しかったり、幸せを感じたりして溢れる涙・・です。


毎晩『サイモントン療法』のCDを聴いて眠りについている効果
・・なのかも知れません。


あなたにとって喜びをもたらすもの、深い充足感をもたらすもの、
あるいは単純にワクワクするものに取りくんでいること、を想像して下さい。
あなたはとても幸福で、満たされています。
それらの喜びのエネルギーが、黄金の光となってあなたの全身を駆け巡り
弱くて脆くて混乱したがん細胞に働きかけ、
がん細胞をじわーっと、、溶かしていきます。

きっとこの効果です。




8年前に最初の乳がん手術で入院したとき、埼玉県立がんセンターには
「喫煙室」なるものがありました。

喫煙者だった私は、ここで数名の他病棟の患者さんと知り合いました。


急性骨髄性白血病で骨髄移植を果たした26歳、ふたりの子持ちの青年
(骨髄移植により、血液型が変わったそうです)

「夜中でもテレビが観たいから、親に頼んで特別室に入院中」という21歳、
喉頭がんで手術を受けたばかりの女の子

肝臓がんで化学療法を2クール終え、放射線治療中の工務店の親父さん

「妊娠したのかと思うほどお腹が膨れた」という卵巣がんの中年女性


中でもいちばん印象に残っているのは、
緩和ケア病棟に入院していたOさんです。


Oさんは当時70代前半。胃がん原発の全身転移の患者さんで、
もう化学療法や放射線治療の効果は望めず、
緩和ケア病棟にてモルヒネの投与を受けていました。

体調が良い時には、都合のつく他の患者さんも誘い外出許可を受け
美味しいと評判のうどん屋さんに、たまに繰り出していました。

Oさんにはかなり年下の奥様がいらっしゃいました。再婚のようです。
奥様の好きなものは「猫とパチンコ。」だそうで
よく、猫についてと好きな音楽について、話をされていました。


「私は猫にはあまり興味がなかったんですけどね。
今の女房と一緒になって、こんなに可愛い生き物がいるんだって
初めて知りました。
いちばん私になついている猫は、私の膝の中でお産をしたんですよ」

「女房にはね、私が病気になってしまって、苦労をかけている。
女房が気の毒で、申し訳なくてしょうがありません。
せめて好きなパチンコに行って気晴らしをしてくれればいいんですけどね」

「私はラテンの音楽が好きなんです。
外泊許可を貰って家に帰り、ラテンの音楽を聴いていると
猫が寄って来て、私の膝の中に入って来る。
こんなに幸せなことって、ないですよ・・
私は本当に、本当に幸せなんです」

と。いつも涙を流しながら語ってくれました。
その涙は、かけ値なしに幸せに満ち溢れた“感涙”でした。


正直なところ、当時の私は
「モルヒネって、やっぱり麻薬なんだな。。
幻覚症状とか、現実離れした過剰な幸福感をもたらすんだな・・」
などと考えてしまいましたが
Oさんのお気持ち、今になって痛いほど共感できる気がします。


Oさんの訃報は、ホルモン剤投与の通院中に喫煙室で聞きました。


彼が幸せな黄金の光に包まれ、至福の魂として天に召されていったことは
きっと間違いありません。



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プロフィール

tokuratoku

Author:tokuratoku
埼玉県在住
転移性乳がん治療中。

2009年11月9日に失踪した茶トラの愛猫『トク』と再会できれば私の人生はコンプリート☆
昨年やって来た茶トラの子猫『カヨ』に癒されつつ

5匹の猫と1頭の外犬との日々
病気治療について、不思議な体験・・

もろもろ記していきます。

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