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臓器提供意思表示カード

かつて軽い投稿魔だった話で思い出しました。

以前、臓器移植の急先鋒である信州大の教授の発言に疑問を感じ
朝日新聞の読者投稿欄に投稿したことがあります。


私は臓器移植については、反対の立場です。

人間はクルマやバイクではないのですから、
どこかのパーツが壊れた、機能しなくなったからといって
別パーツに交換すればいい・・という問題ではないと思うのです。

他者の体の一部が体内に入ってきたことにより、
体はそれを“異物”として認識し、免疫機構が一斉に攻撃を始めます。
臓器移植を受けた方は、たとえそれが角膜ひとつであっても
一生免疫抑制剤を服用しなければなりません。

“免疫”を“抑制”するということは、
“免疫”が“不全”になる、いわゆる『エイズ』に近い状態を
人為的に作り出している・・のではないでしょうか?と素人考えながら。

西洋医学の典型。というかマッチポンプ。というか
無理のあり過ぎる医療なのではないか、と考えます。


私はもし自分が臓器移植を必要とするような病気にかかっても、
ひと様の臓器を貰いたいとは決して思わない。
それで命が尽きるなら、自分の寿命はそれまで。
まして生体移植を除けば、臓器移植手術イコール誰か他の人の死を
“待っている”ことでしょ?
めっそうもない。
・・と。健康だった頃から考えていました。



以前勤めていた飲料メーカーに、Iさんという同僚がいました。

Iさんのご主人は、ある日突然腎不全と診断され人工透析を受けていました。
おふたりは当時四十代になったばかりの年齢でした。

もはや助かる道は腎臓移植しかない、との診断に
彼女は自分の腎臓を片方あげることを決断。

手術は成功しましたが、
ご主人は手術から二ヶ月たらずで他界されました。

Iさんには三人のお子さんがいらっしゃいました。
「傷跡は今でも痛むけど、旦那に腎臓をあげたことは後悔していない。
でもそれより、子ども達は旦那の子でありその血を受け継いでいるのだから、
いつ同じ病気になるか分からない。
子どもの誰かが同じ病気になったとき、
私はもう、一個しかない腎臓はあげられない。それが怖いし、辛い」
と、Iさんは涙を流していました。

かける言葉がなかった。
切なすぎる話です。



でもだからといって、
移植以外に助かる道がない、生きられる可能性に賭けたい。
という患者さんやそのご家族の希望と医療選択の自由を、
私は否定する者ではありません。


もしも私が脳死状態に陥ったら、使えるものはどうぞ。
必要としている方にお役に立てるのなら、どんどんあげて下さい。

新聞に投稿した内容とは矛盾するかもしれませんがそう考え、
健康には自信のあった私は郵便局で初めて見かけた『臓器提供意思表示カード』を持ち帰り、
さっそく署名して持ち歩くようになりました。

ただ、どうしても「心臓」にだけはマルをつけることはできませんでした。

あくまでもイメージ、心情の問題で
心臓に心(ハート)が宿る、と信じていたわけではないのですが
心臓だけは、死んだときに自分の体の一部として一緒に燃やされたい。
あくまでもイメージの問題。。


このカードに署名したとき、私は当時の配偶者に
「こんなのを持ったから♪私が脳死になったら、遺志を尊重してね」
と報告しました。

「えっ、それって、、
家族の承諾がなければ、認められないんだろ?」
と、もと配偶者が難色を示したことが、ちょっと意外でしたが・・。


この間病院で、
リニューアルした『臓器提供意思表示カード』を目にして
つい持ち帰ってしまいました。

image_20120126064633 (1)



残念なことに、
がんという病を持ち治療を受けた私は、献血にすら協力することがかないません。
最初の乳がん手術のあと
免許センターで献血を断られたときには、少なからずショックを受けました。


そうか、私の体は、血液すらひとにあげられないのか・・

ならば。
死んだときに、医学生のために“献体”するのはどう?

と、けっこう真剣に考えていますが。
身内は反対するんだろうなぁ・・。



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プロフィール

tokuratoku

Author:tokuratoku
埼玉県在住
転移性乳がん治療中。

2009年11月9日に失踪した茶トラの愛猫『トク』と再会できれば私の人生はコンプリート☆
昨年やって来た茶トラの子猫『カヨ』に癒されつつ

5匹の猫と1頭の外犬との日々
病気治療について、不思議な体験・・

もろもろ記していきます。

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